今日のコラム:第19回WebSig会議「特集!Open Source CMS」を開催したよ。
2008年7月28日 23:13

オープンソース CMSは開発者=ユーザーで終わってはならない。
7月26日土曜日、僕の企画イベントである、第19回WebSig会議「特集!Open Source CMS オープンソースのWebシステムを、どうビジネスシーンに活用するか」を開催してきた。
まずはゲストの方、参加者の方、スタッフの方々ありがとうございました。
簡単に開催趣旨を語ろう。今回はオープンソースのCMSをテーマにとりあげて開催はした。オープンソースのCMSといえばコミュニティが集まり開発者同士で盛り上がるものが多いように見受けられるが、開発者=ユーザーの公式で終わっては社会性も発展性もないと思う。
そこで今回のイベントでは、システムを作る側ではなく、使う側を対象として、単にシステムの技術解説には終わらせず、リテラシーを向上させるものを目指した。
■キーノートスピーチ:Open Source CMSへの誘い

人前で話すのは苦手なので、最初キーノートスピーチを行う予定はまったくなかったのだが、ミーティングの過程で参加者に対し、イベントの趣旨を理解してもらうには、企画者である僕自身がスピーチを行うのがいいだろうということになり、登壇することとなった。
みんなが積極的に使えば、オープンソースCMSはよくなるし、社会もよくなるよという意味合いで、積極的参加を呼びかけた。
そして、メリットを生かすもリテラシー、デメリットとなるもリテラシーであることを語らせてもらった。
今回とりあげたCMSは一見バラバラに見えるが、それはオープンソースのCMSと一口にいってもいろんなものがあり、それを知ってもらいたかったからだ。そして以下の共通項がある。
- 機能的に納得できるシステムであること。
- 導入の敷居が低く、ノンプログラマーでも構築可能であること。
- コミュニティが、開発者=ユーザーという閉鎖的なコミュニティではないこと
- 運営者(連絡先)が明確であること
- ゲストスピーカーのブログがおもしろかったこと
■OpenPNEその魅力~「これはSNSになる」という発想~

OpenPNEの開発元、株式会社手嶋屋 代表取締役手嶋 守さんによるスピーチ。
お呼びした理由は、OpenPNEの素材のよさもあるけど、手嶋さんのブログを読み、「これはSNSになる」という発想がすごく気に入り、前々から話を聞きたかった人だからだ。
このシステムを作ろうとした機能面にはほとんど触れず、OpenPNEを導入して、どのようにビジネスに使っていくか
スピーチを聴くと、OpenPNEは、明確な社会性を持つ思想を持って開発されていることがわかる。そして、手嶋さんは、視野が広く発想が実におもしろい。
何がSNSになるのか、どのように運営していけばよいのか。手嶋さんの話を聞かれた人たちは、プレゼンテーションに大いに役立つ話が聞けてよかったのではないかと思う。
■ECオープンソース「EC-CUBE」 ~過去・現在・未来~

EC-CUBEの開発元、株式会社ロックオン 代表取締役社長 岩田進さんによるスピーチ。
個人的には、EC-CUBEのWebサイトの作りが、オープンソースとは思えないほど完成度が高かったこと。岩田さんの経歴がおもしろかったことに関心を持ち、ご登壇をお願いした。
EC-CUBEのについては、多くの参加者が導入していると思うので、機能説明は最小限にとどめてもらい、主にビジネスモデルの確立に対しての話をしてもらった。
オープンソースに限らず、ソフトウェアのビジネスモデルとしての確立を図りたい方にはかなり有意義な話であったに違いない。
■Web制作者に身近なCMS~MODxの魅力を語る~

MODxフォーラムJapanese Community モデレータでありフォーラムの牽引車である、与刀招音(あとう しょうと)さんによるスピーチ。
与刀さんのスピーチは、MODx創始者ライアン氏からのメッセージでスタートした。
※下記のメッセージは、私たちのWebSig会議参加者ために、ライアン氏が語ってくれたものだ。
MODxはもともと、Etomiteからフォークしている。我々はEtomiteの開発に深く携わっていた。Etomiteはすばらしいソフトウェアだ。
ただ、フォーラム上での情報開示があまりに少なかった。
残念なことに、ともに開発しているメンバーたちに対して、なかなか重要な情報が提供されなかった。
オープンソースであるからこそ、互いに議論しあい、プロジェクトを進めて行きたいのに、そういった場がなかなか与えられなかった。開発者が少しづつ離れていく中で、それまでの努力を無にしないために、我々はあらたにプロジェクトを立ち上げ、CMSの開発を続けようと思った。それがMODxの始まりである。
このような背景の下に生まれたMODxは、誰に対しても開かれたオープンソースプロジェクトでありたいと思っている。どんな貢献も受け入れ、どんな情報もオープンにしていきたいと思っている。
様々なアイディアを提示してくれた人、いろいろな開発をしてくれた人、それらすべての人々に深い感謝と畏敬の念を持っている。
こうした人々と共に、プロジェクトを進めて行きたいと思ったのだ
赤字部分には深く共感した。
その後、わかりやすい機能解説を行い、MODxフォーラムJapanese Communityの説明後、モデレータである、にっくさん、yomoroさんを呼び、3名で質疑応答へとつないだ。
改めてMODxの魅力を再発見した方も多いと思う。
一丸となって協力してくれた、MODxフォーラムJapanese Communityに感謝したい。
■オープンマイク

SOY CMS開発者である、株式会社日本情報化農業研究所 代表取締役 古荘貴司さんにプレゼンテーションをおこなっていただいた。
SOY CMSは歴史が浅いこともあり、知名度こそ、まだまだであるが、もっとも簡単にWebを生成できるCMSのひとつ(MTやWord Pressよりよほど簡単)で、HTMLとの親和性が高いので、デザイン力に秀でたWebデザイナーにむいたCMSで、将来性に大きく期待できる。
ビジネスモデルとしての確立はまだまだなんだけど、今の段階ではそれでいい。
まずは知名度を上げ、多くの人に使ってもらい実例を増やす段階だと思う。
残念ながらSOY CMSのよさは、公式サイトを読むだけでは伝わってこない。
まずはインストールして試してほしい。
■Open Source CMSへの誘い
なぜこのシステムを作るに至ったか、なぜオープンソースなのか?は全ての方に語っていただいたが、やはりよいシステムは、明確な社会性のある思想に基づいて作られているのだなと感じた。
僕は「MTはオープンソースじゃないからダメだよ」みたいな、「オープンソースでなければならない」という根拠不明の思想はまったくない。単によい仕事を行う上での選択肢が広がってくれればと思うのみである。
ただしオープンソースに普及してほしいと強く願う。そのためには多くのWeb制作者に積極的に利用してほしい。システムは多くの人に使われることにより磨かれていき、さらによいものになっていく。
出来れば自己利益のみならず、社会にも目を向け、オープンソースのCMSにコミットしてほしい。技術開発だけがコミットじゃない。翻訳だって、技術解説をWebや書籍に書くことだって、コミュニティで質問に答えることだって立派なコミットだ。
多くの人が出来る方法でコミットしていってほしいと思う。
参考リンク
第19回WebSig会議「特集!Open Source CMS オープンソースのWebシステムを、どうビジネスシーンに活用するか」が終了しました。 (WebSig24/7)
http://websig247.jp/meeting/19/000106.html
投稿者: Dakiny 日時: 2008年7月28日 23:13 |
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コメント
こんにちは。先日はどうもありがとうございました。^^。
それで、記事を書いたので、こちらにTBを飛ばしたのですが、timeoutで届きません。。。しくしく。。
ので、URLのとこに、リンク貼っときました。^^。
投稿者: MEGU | 2008年7月29日 13:10
> MEGUさん
こちらこそ、ありがとうございました。
TBちゃんと届いてますよ:-)
投稿者: Dakiny
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2008年7月29日 23:24
こんにちは。
はい。TB届いててよかったです~。
投稿者: MEGU | 2008年7月31日 17:06