長谷川恭久さんと三軒茶屋で長話した
2009年10月30日 20:40

ブログを書いていたからこそ、長谷川さんと会うことが、かなった。
10月30日金曜日午後、三軒茶屋にてWeb業界の有名人、長谷川恭久さんと会い、夕方まで話しこんできた。首都圏に出てきた目的のひとつが、人に会って話を聞けることもあり、また1人、話を聞きたい人に会えて念願かなった感じ。
長谷川さんの名をしったのは、2005年にさかのぼる。この年、氏の書かれた「Web Designer 2.0 進歩し続けるWebデザイナーの考え方」を読んで、感銘をうけた僕は、いつか、この作者に会って話をしてみたいと思った。
と思いながら首都圏に出てきて、ありがたいことに長谷川さんは僕のブログの読者であり、Twitter等のSNSではつながっていたものの、なかなか出会うきっかけがなく、CSS Nite LP7でようやく会えたのだが、僕が名刺交換しただけで満足しちゃって、後で長谷川さんに「もっと、話たかったのに…」と怒られ、RCMSの勉強会は終わった後に、夜行バスで岐阜に戻ってしまったので、「僕は蒲生さんと話をするために出かけたのに…」と、再び怒られ、ようやく、お互いの思いがこの日に実現した次第(汗)。
※この本は益子さんの「Web標準の教科書―XHTMLとCSSでつくる“正しい”Webサイト」と併せて読みたい名著。
#写真は人前でめったに見せない、表情をみせる長谷川恭久さん:-)

アクセスがあるからといって、調べればわかることを、書く気はしない。
長谷川さんの著書やブログを読まれた人は、容易に理解できると思うけど、長谷川さんは国内外を含めて、恐ろしく膨大なサイトを誰よりも見ている。そこで、日頃疑問に思っていることを聞いてみた。はてなブックマークでホットエントリーになりやすいのは、まとめサイトである。「お勧めのまとめサイトとか、ブログに書かないんですか?」、すると、長谷川さんは、「たとえば、HTML5に役立つサイトを100上げろと言われれば、すぐにでも上げられるし、はてなブックマークで、ホットエントリーになることもわかっている。だけどそんなことは調べればわかることで、僕は調べればわかることを書くことに価値を見いだせない」。誤解のないように補足しておくと、本当に知りたいことは、そういったまとめサイトではなく、本人が真剣に調べないと身につかないものである。だから、書く意味がないとのことだ。あえて、簡単なことで自分を売ろうとしないのは、流石と言うべきか。アクセスを追うことや、はれなブックマークの数を増やすことに夢中になっている人は、そのこと自体は悪いことではないが、ブログ開設の本来の目的とかけ離れていないかどうかを見直してみる必要もあるかもしれない。
※写真は東急世田谷線三軒茶屋駅。

CMSの普及、ブラウザ間の調整が進めば、Web業界には再編成が起こる。
長谷川さんと話した近未来にやってくるであろう、憂うべきこと。大前提して知名度はあまりに違うけど、Web業界を向上したいという思いは共通している。現在僕たちがXHTML+CSSで苦労しているのは、ブラウザ間の差異による調整であって、XHTML+CSSはさほど困難なものではない。Dreamweaver等のWebオーサリングツールだけで、XHTML+CSSのレイアウトが完結しないのは、ブラウザ間の差異によるところが、あまりにも大きい。では、ブラウザ間の調整が進み、Webとは全てのブラウザで同じに見える必要がないものであるという認識が理解されればどうなるか?Webブラウザ間の差異をWebクエイエイターは悩む必要がなくなり、作業効率も高まる反面、Webオーサリングツールや、ジェネレーターで出来ることが増えて、HTML+CSSしかできないマークアップエンジニア(この言葉を作った森田雄さんによれば、そんなのは僕の意味するところのマークアップエンジニアじゃないとのこと)や、既存デザインを元にしないと、Webが作れないWebデザイナーの多くは必要なくなる。プログラムが書けなくても、インタラクティブなサイトを作れるCMSの普及はPHPで食べていたプログラマの仕事を奪った。技術革新というものはよい面もあるが、犠牲も伴うものなのである。
現時点、HTML+CSSしか理解しない、マークアップエンジニアや、既存のテーマをベースに生業をおこなっているWebデザイナーは、数年後自分がどうなっているかを真剣に考え、どうすべきかがわかったら、今から準備しておく必要があるように思う。
今日の話では、どうすべきかまでの結論はでなかったのだが、Webデザイナー辞めちゃった僕と異なり、現役バリバリの著名Webデザイナーである長谷川さんは、何かヒントになりそうなことを語ってくれそうな気がします。

CSS Nite in Ginza, Vol.42(Shift 3)のキーノートは期待できそうだ。
待ち合わせ時間は13時30分だったのだが、お互いの話題も尽きなくて、話は長時間におよび、最後は夕飯を一緒に食べて解散。
実は長谷川さん、今日が締め切りの、CSS Nite in Ginza, Vol.42(Shift 3)のAgendaを出してないとのことで、悩んでいたそうだが、なんとなく見えてきましたと、言って帰って行ったので、キーノートは期待できそう。ということで、まだ申込み締め切られてませんので、関心のある人は下記サイトをご覧ください。
長谷川さん、今日は本当にありがとう。いろいろと勉強になりました。
#他の人は自分の専門分野を語れていいよな。なんで僕はキーノートなんだとぼやいておりました^^;;
CSS Nite in Ginza, Vol.42(2009年12月17日開催)
http://cssnite.jp/ginza/vol42/
投稿者: Dakiny 日時: 2009年10月30日 20:40 |
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