IE6の国内シェアは7.1%
今日のブログはIE6やIE7等の古いブラウザ対策で悩む、Web制作者や中小企業のWeb担当者の方々に贈ります。
Microsoftは、これまでもセキュリティー上の問題から、またIT投資の不効率性の問題からIE6の使用をやめ、その他最新ブラウザーにアップグレードするよう、世界中のインターネットユーザーに呼びかけてはいます。
IE6消滅までのカウントダウンを行う特設サイト「The Internet Explorer 6 Countdown」によればInternet Explorer 6のシェアは日本国内において7.1%まで落ちました。
- IE6消滅までのカウントダウンを行う特設サイト「The Internet Explorer 6 Countdown」
http://www.ie6countdown.com/
この数字も含めて現状を知った上でIE対策を考えてみました。
Source: StatCounter Global Stats - Browser Version Market Share
バージョン別ではIE9のシェアが急上昇!
続いてブラウザバージョン別の推移を見てみます。表は、アクセス解析サービスである「StatCounter」が提供する「StatCounter Global Stats」より日本のブラウザシェアの2011年9月~2011年9月までの推移です。
ご覧のようにIE9のシェアは急激に伸び、IEだけでいえばIE8の次になりました。IE6、IE7、IE8のシェアは緩やかに低下しています。IE9のシェアが上がっているのはPCの買い換えによるものと考えられます。
※IE9はWindows XP以前では動作しない
※OS別シェアを見ると2011年7月にWindows7のシェアがWindows Xpを上回ったことがわかる

世界潮流はIE6を対応しない方向へ
シェアと動向は理解されたと思います。ではWebの世界潮流はどうなのでしょうか。参考までにGoogle+はIE6で見るとこのように表示されます。Googleは昨年8月よりIE6、IE7等の古いブラウザの対応は打ち切ってます。現在、GmailやGookgeカレンダーにおいては警告が表示されますし、Googleドキュメントは一切利用ができません。
例として、メジャーなネットサービスの対応状況をあげてみましょう
ついでですが、Google+ボタンやFacebookコメントはIE6では表示されません。
※Google+ボタンはIE7でも表示されない
対応してないのは、IE6対応のためにコストがかかるというのもあるでしょうが、ネットサービスの場合はセキュリティ上の問題、HTML,CSS, JS等最新機能が利用できないデメリットが大きいというのがサポートしない理由なんだろうなと推測します。
特にソーシャルメディアとの連携を考慮した場合は、IE6のユーザーからによる恩恵にあずかることは、ほとんど期待できないと考えたほうがよいでしょう。
IE6対応に望む上で事前に知るべきこと
企業サイドからよく言われるのは「IE6のシェアはまだまだ高い」、「IE6を利用している企業は多い(※社内LANが理由の場合が多い)」です。このブログにおいても8.97%の人々がIE6から閲覧されています。
- IE6のシェアを知る・知ってもらう
- ターゲットとして的確かどうかを把握する・把握してもらう
- 今後の動向を知る、知ってもらう
- IE6等ではできないこと知る、知ってもらう
- 対応にコストがかかることを知る・知ってもらう
まずは、対応する、しないを決めるのは決裁権のある方ですから、対応にコストがかかることを知ってもらいましょう。対価を払う方に対しては「対応するのにコストがかかりますよ」よりも、「対応しなことによりコスト下がります」のほうが有効です(笑)。
IE6の後方互換に関する対策は回避できる
XHTMLでは「XML宣言」を入れることを義務づけられており、IE6等において後方互換対策が必要になりますが、UTF-8を利用する場合や、HTML5を利用すれば後方互換対策をする必要はありません。
XML宣言を入れない
エンコーディングにUTF-8、UTF-16に利用する上においては必須ではありません。詳しくは下記を読んでください。
UTF-8ならばXML宣言は入れなくてもいい
http://www.dakiny.com/archives/web/w3c_utf-8_xml_declarations/
HTML5で構築する
HTML5はIE6にも対応するよう仕様が定められいます。HTML5で追加された新機能こそ利用できませんが、従来のXHTML1.0やHTML4で利用できる要素のみを使うのであれば、IEの後方互換を考慮する必要もありませんので作業の工数は減ります。
※一部HTML5.js等により対応可能
Another HTML-lint gatewayを盲信しない
HTMLのバリデートを採点する「Another HTML-lint gateway」は有名ですが、絶対のごとく盲信するのはやめてください。優秀ではありますが、あくまでも、W3Cとは無関係の個人の作られたサイトです。XML宣言の例外や、HTML5には現在対応してません。盲信するのはやめてください。バリデートチェックをおこなうならばW3Cで提供するサービスを利用するとよいでしょう。
IE6対策に対する個人的な考え方
個人的にはですが、IE6に絶対対応すべき、絶対対応しないという固い考え方ではなく、特別な目的でもない限り、一般的なWordPressやMovable Typeで作る中小企業サイトやブログ程度であれば、対応できる限りは予算に応じて対応するという程度の考え方がベターなのかなと思います。
なるべく対応する上での前提で、構築の基本はプログレッシブエンハンスメント(下記リンク先参照)が好ましいと考えます。
情報こそが正しく伝わるべきであり、スマートフォンで見ることもあたりまえになってきた現在、IE6から最新ブラウザまで、すべてが寸分足りとも同じデザインに見えるHTMLコーディングをおこなうことに時間や費用をかけるのは馬鹿げています。
たとえば、CSS3の機能である角丸やグラデーションを利用することにより、工数もバイト数も軽減されますが、これを判別しないブラウザでも同じに見せることは著しく手間がかかります。効果上角丸やグラデーションが絶対必要なのであれば、最初から旧ブラウザに対応するべきであるし、さほど重要性がないのであれば、CSS3未対応ブラウザであれば角丸やグラデーションが表示されなくと見られるデザインにするべきかなと思います。
「How to Build a Kick-Butt CSS3 Mega Drop-Down Menu」はCSS3未対応ブラウザも考慮した、CSS3を利用したドロップダウンメニューが用意されているので、CSS3対応ブラウザ、未対応ブラウザで見比べてください。
- プログレッシブエンハンスメント(Progressive Enhancement)という考えかた - Website Usability Info
http://website-usability.info/2010/06/entry_100606.html
お役に立てば幸い。
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投稿者: Dakiny 日時: 2011年10月22日 23:38 | パーマリンク | トラックバック (0)
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