2010年9月| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
トップ > Movable Type > 【Movable Type】Movable Type 5 発表

【Movable Type】Movable Type 5 発表

2009年7月 9日 19:07

CMSは「何でもできる」から「簡単にできる」が問われるようになる。

Movable Type 57月8日(火)Movable Type 5について、記者発表があった。といっても、MT5は、こんな趣旨で出しますよというものである。詳しくは…

  • ベータ版: 2009年8月上旬(予定)
  • 製品出荷: 2009年10月(予定)

を待ちたい。

さて、CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」は、「何でもできる」ではなく、「簡単にできる」点が、参加者から評価されたように思う。その点から言っても、今回の発表内容はユーザーニーズを正しく掴んだものであると言えよう。

まとめて見るには、下記がいいだろうということで、まずはサイトの紹介。

Six Apart - 広報ブログ: Movable Type 5 発表しました!
http://www.sixapart.jp/pressroom/2009/07/announcing_mt5.html

[N] 日本のコミュニティの意見を反映した「Movable Type 5」記者発表会レポート
http://netafull.net/report/031255.html

以下、個人的な感想をつらつらと。

■MT5は、ユーザーニーズをとりいれた、マーケティング主導型CMSである。

あくまでも、発表内容から判断するにすぎないが、評価できることは、Movable Type 4が技術優先のシステムであり、使い方を含めてユーザーにゆだねていた製品であったことに対して、Movable Type 5は、市場調査をふまえ、ユーザーニーズをとりいれたマーケティング主導型製品であることだ。

◇主にWeb制作者にとってありがたいこと…テーマの導入

いろいろあるが、何か1点といえば、「テーマの導入」をあげたい。他のCMS、たとえば、WordPressとか、Drupalとか、Joomla!とか、W3Cの規格に基づいたテンプレートを持つ著名CMSを利用している人は、とうに存じていると思うが、テーマとよばれる。テンプレート一式をまとめたものが存在し、恩恵を受けている。
ようやく、Movable Typeでも、テーマが導入されるそうで、この恩恵を受けられるのはありがたい。テーマの導入により、バックアップは簡単になるだけにとどまらず、今までのテンプレートセットではできなかった、さまざまな事が可能になっていく。ゼロから作ることが困難であった人々は、有償無償のテーマのを利用することにより、間違いなく立ち上がりのスピードアップが図れるようになるだろう。以下は、公式コメントの引用。

デザイン・テンプレート、カスタムフィールド、カテゴリなどのウェブサイトの情報をまとめて保存、管理できるテーマ機能を提供します。コンテンツとデザイ ンの連携によって、目的にあわせたテーマを選択・作成・配布することができ、ウェブサイト構築の多様なニーズに、すばやく対応します。

とのことである。大いに期待したい!

◇主にWeb担当者にとってありがたいこと…使いやすい管理画面

顧客の大半は、Webシステムが何でできているのか、なと関心がない。使いやすい管理画面があればいいのである。MT4はどうであったか。大がかりなWebになるに比例して、管理画面が使いやすいとはいえなかった。管理画面のUIでコンペに落ちた制作者も多いのではないだろうか?また、シックス・アパートの方の説明によれば、MT4で横であったナビが、MT5では、使いやすいと定評があったMT3のように、縦にもどるそうだ。以下、公式コメント。

Movable Typeの利用シーンが広がってきたことを受け、より扱いやすく、柔軟な管理画面を、というご要望にお応えし、管理画面のデザインを刷新しました。ログイ ン後にユーザーが『何ができるのか』を分かりやすく表示する直感的ナビゲーションや使いやすい画面レイアウト、検索インターフェースなど、日々の更新作業 を楽しく、効率的に行える新デザインにより、ユーザビリティが向上しました。

とのことである。大いに期待したい!

◇主にデベロッパー(代理店)にとってありがたいこと…ライセンス体系の見直し

表をみていただきたい。実にわかりやすい、ライセンス体系になった。

  標準価格 先行特価
基本ライセンス
(1サーバー・5ユーザー)
63,000円 52,500円
サーバーライセンス
(1サーバー・無制限ユーザー)
126,000円 105,000円
サポート(1年) 10,500円  

1サーバー無制限ユーザーは、大がかりなWebを作る方にとっては朗報であろう。Movable Type 4はクローン機能を持っていたにもかかわらず、ライセンスがボトルネックとなり、Movable Type採用をあきらめた方々も多いと思う。MT5からは、無制限ユーザーとなったことにより、MT CSの有効な使い道は広がってくるのではないだろうか。

とまぁ、基本価格が1万円上がったこと以外はいいことづくめである。基本価格が1万円上がったという点は、ユーザーにとって確かに、マイナスポイントであるが、使いやすくなることにより、開発工数も減り、1万円の差額は元がとれるのではと思う。また、MTだけがCMSではない。MTOSもあること であるし、代替えシステムも揃っているので、対価に値しないという方は、代替えシステムを利用すればいいと思う。選択肢はユーザーにあるのだから。

■現時点で手に入るもっとも詳しい資料

とまぁ、いろいろ書いたけど、現在MT5ってどんなものなのと知りたい方は、シックス・アパート株式会社 製品企画担当執行役員 金子順さんの作られた資料を見るといいと思います。
#金子さんのブログを読むと、準備に一生懸命だったのがよくわかるw

Movable Type 5 記者発表資料

Movable Type 5 記者発表資料(製品企画担当執行役員 金子順)

■CMSに求められるのは、「高機能」から、「使いやすい」になる。

今回のシックス・アパートによるMovable Type 5の発表、CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」を顧みると、CMSが高機能を競う時代は終わったように思う。どのCMSも高機能であり、カスタマイズ能力いかんによっては、たいていのシステムは組める。
でも、それにはカスタマイズ能力が必要であったりすると、需要枠は当然狭くなるわけだ。
以下、CMSに求められる条件を簡単にまとめてみた。

  1. 求められる機能を満たすこと
  2. 使いやすいこと
  3. 適正な価格であること
  4. 情報が豊富であること
  5. ユーザーフレンドリーであること

こんなところか。Movable Type 5に大いに期待しつつ、他のCMSも負けずとユーザーニーズに応えたものでありますように、強いては、Web業界が社会とともに健全な発展をしていくことを願いつつ、本日のコラムを終わりとさせていただきたい。

ベータ版がでたら、改めて、使用感などプレビューしてみたいと思う。

参考になれば、幸い。

投稿者: Dakiny 日時: 2009年7月 9日 19:07 |  このエントリーをはてなブックマークに追加 「【Movable Type】Movable Type 5 発表」のはてなブックマーク被リンク数 |  このエントリをdel.icio.usに追加 このエントリのdeliciousの被リンク数  |  このエントリをlivedoorクリップに追加 このエントリのlivedoorクリップ被リンク数 |  「【Movable Type】Movable Type 5 発表」をTwitterでつぶやく |   | コメント(0)  | トラックバック (0)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.dakiny.com/mtos/mt-tb.cgi/1850
※文章内容と関係のないトラックバックは固くお断り。

コメントを投稿

Search


キャッシュ使用
Powered by 暴想

Download

Categories

ArchiveList

Trackbacks

Comments