【Movable Type 5.0】AjaxなWYSIWYGエディタCKEditor for MT公開
2009年11月 9日 23:11

Movable Type 5.0用WYSIWYGエディタの決定版打!堂々の公開!
2009年11月9日(月)ToI企画の天野さんとの共同プロジェクトによる、CKEditor for Movable Type 1.00公開(※以下、CKEditor for MTと省略)。このプラグインはFCKEditorの後継WYSIWYGエディタである、CKEditorを日本語ローカライズ化してMovable Type 5.0で利用できるようにしたものだ。
CKEditorは、FCKeditorのよさを引き継ぎながら、より動作は軽快に、拡張性にも優れた設計になっており、操作はFCKeditorに慣れた人なら、なにも問題はないだろう。
CKEditor for MTには、以下の特徴がある。
- 出力コードが正確
- 動作が軽快
- 機能が豊富
- 使いやすい
- カスタマイズが簡単
TinyMCE for Movable Typeや、MT-Plugin-FCKeditorに関わってきた人間から言わせてもらえば、CKEditorはFCKeditorの使いやすさと、TinyMCEの持つ拡張性を備えており、どちらのWYSIWYGエディタよりも素晴らしい、WYSIWYGエディタの決定打である。
以下、ダウンロードに始まり、簡単な解説。
■CKEditor for MTの入手先

下記のサイトにアクセスして、CKEditor-1.00.tgzか、CKEditor-1.00.zipのいずれかをダウンロード。
どちらか迷った人は、通常はCKEditor-1.00.zipを選んでおけば間違いない。
github.com/usualoma/ckeditor-for-mt/downloads
■CKEditor for MTのインストール

解凍したファイルのmt-staticとpluginsを、Movable Type 5.0(現在の最新版はRC1)のmt-staticとpluginsに上書きインストール。それだけ。
※なお、検証ブラウザはIE7、IE8、Firefox3.5.5。Safari4は書体指定に難あり。Macは検証しておりません。
■CKEditor for MTの主な機能
ボタンの数だけ機能があるので、主な機能のみ紹介。使い方はWordとほぼ同じなので説明するまでもないと思う。

◇フォーマット
見出しサイズや、書式付き、"div"等を選べる。

◇テキストカラー、背景色の変更
色を変えたい文字列を選択して、「テキスト色」か「背景色」のボタンをクリックすれば、カラーパレットが表示され、文字や背景が選択した色に変わる。

◇書体の指定
日本語書体も選べる。

◇フォントサイズの指定
スクロールメニューから、フォントサイズが指定できる。

◇絵文字挿入
TypePadが配布している絵文字を挿入することができる。

◇テーブルの挿入
テーブル挿入ボタンをクリックすれば、ご覧の「テーブルプロパティ」が表示され、数値等を入力して「OK」をクリックすれば、テーブルを挿入することができる。

◇テーブルの編集
テーブルを選択して、マウスの右クリックをすれば、テーブルの編集に関するメニューが表示される。
■CKEditor for MTのカスタマイズ

基本的なカスタマイズは、ソースを直接編集しなくても、システムのプラグインの設定から行えるようになっている。

◇エディターに表示するボタンの設定
画像は「カスタム」だが、他にスクロールメニューから「フル」、「標準」、「テーブル」、「カスタム」のボタンセットが選べるようになっている。

◇フォントの設定
フォントサイズや書体の設定をカスタマイズできる。
○指定可能なフォントサイズ
/前はラベルでメニューに表示される値を、/後にはHTMLに記入される値を記入する。たとえば、フォントサイズにpxを指定したい場合は下記のように指定する。
8/8px,9/9px,10/10px,11/11px,12/12px,14/14px,16/16px,18/18px,20/20px,22/22px,24/24px,26/26px,28/28px,36/36px,48/48px,72/72px
○指定可能なフォント
/前はラベルでメニューに表示される書体名を、/後にはHTMLに記入される書体名を記入する。たとえば、指定したいフォントにArial Brackを加えたい場合は下記を追加してやる。
Arial Brack/Arial Brack, Chicago

◇フォーマットの設定
h1を選ぶことはないので、いらないタグは納品前に外しましょう。

◇編集領域に関する設定
スクロールメニューから「CSSを編集する」を選び、テキストボックスに、出力画面で利用するCSSを記述すれば、出力画面と同じCSSで編集可能となる。

◇その他の設定
この設定は、たぶんに中級者以上向けなのだが、スゴイ!
この機能を利用して、ブログ別にボタンセットを変えられるようにしてみた。

○ブログID2のボタンパレット
ブログID2では多機能のボタンパレットを設定。

○ブログID3のボタンパレット
ブログID3では、最小のボタンパレットを設定。
他にも、ウェブサイト別にボタンパレットを変更できるとか、ブログページとウェブページでボタンパレットを替えられるとかできるので、 設定例を参考にカスタマイズしてみてほしい。
■CKEditorとTinyMCEとの違い(参考意見)
TinyMCEはValidなHTMLを出力できる優れたWYSIWYGエディタであり、テーブルや画像配置における細かいCSSもプロパティからstyleで指定でき、かつ、styleエディタも備えており、HTMLとCSSの編集能力だけでいえば、Dremaweaverとさほど遜色はない。HTMLの編集機能だけにおいては、TinyMCEは明らかにCKEditorに勝るが、いかせん、出力ソースコードが厳格すぎて、たとえば非推奨要素を記述すると強制的に削除される。また、フォームを入力しても同様に削除される。TinyMCEで許可されたタグのみ利用できる設定になってり、基本的にはソースコードの直接編集を認めてないとも言える。どちらかと言えば、HTMLやCSSをよく知った人がオンライン上で、デザインすることに向いているWYSIWYGエディターといえよう。
最新バージョンで改修されたかどうかは不明だが、記入文字が長くなると保存できない現象や、<br />が、<br>と記述されたり、<strong>が<b>と記述されるバグも多々あった。
この点、CKEditorは、バグが少なく動作が安定しており、HTML編集の自由度にも優れ、直接編集したソースを削除されることはない。styleに関しては、スタイルに登録されたstyleのみが使用されるので、HTMLを直接編集することも多い方には、あきらかにCKEditorが使いやすいと思う。
では、HTMLを知らない方が利用するにはどちらが向いているかといえば、やはりCKEditorである。TinyMCEは細かくstyleが設定できるゆえに、各プロパティの設定項目が煩雑でわかりにくい。その点CKEditorは、設定項目が少ないので直感的にわかりやすい。
CSSは予め、構築者がタグに割り当てることにより、CKEditorの欠点は解決できる。
結論として言えば、Webオーサリングツールの代わりに、オンラインでデザインを行う人にはTinyMCE、CMSでエントリーを投稿したり編集するには、CKEditorがむいていると個人的には解釈する。
参考になれば幸い。
PS:プラグイン制作をはじめ、すげーと思う作業は、すべて天野さんがやってます。僕がやったのは誰でもできることだけです:-p
投稿者: Dakiny 日時: 2009年11月 9日 23:11 |
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