今日のコラム:モデル撮影でWebディレクターが行うこと
2007年4月29日 11:02
今日のコラムは、これからモデル撮影を行うであろう、WebディレクターやWebデザイナーの方々に贈る。
4月28日土曜日、名古屋市栄にあるセントラル画材アートビル4F セントラルアートギャラリーを1日借り、某社Webで使う写真撮影を行った。午前中に企業案内用にクライアントさんの撮影を終了し、午後からメインイメージであるモデル撮影を行う。
※この仕事では僕はプロデューサー、ディレクター、デザイナーを兼任
せっかくの機会なので、ブログで公開を前提にあらかじめ関係者の許可を得て、デザイン用の撮影の合間に撮影風景の撮影を行いレポートにしてみた。
撮影におけるディレクターの仕事
モデル(に限らないが…)撮影は通常ディレクターが仕切る仕事で、 ディレクター(デザイナーが兼任する場合も多い)は
- フォトグラファーの手配(※1)
- モデルの選択(※2)
- ヘアーメイク、スタイリストの手配(※3)
- 撮影場所の手配(※4)
- 撮影ディレクション(※5)
等を行う。
※1:フォトグラファーにより対象の得手不得手や、特性があるから、起用前に作品を見ておいたほうが無難。またフォトグラファーはカメラマンと言われることを嫌うことが多い、フォトグラファー、写真家と呼んであげると喜ばれる。
※2:広告業界では、モデルの選択は、契約金額、後々の問題もあるので、コンセプトに従い何名か候補をあげてクライアントに決めてもらうのが通常だ。予算の大きな仕事ではオーディションが行われる場合もある。
※3:撮影の成功、不成功はスタイリストさん、ヘアメイクさんの技量、センスによる部分はすごく大きいから安易に考えないこと。
※4:スタジオを使う以外は、事前にロケーションハンティングを必要とする。ロケハン現場は事前交渉はきっちりやっておかないとダメ。スタジオにないセットや小物は別途用意しなければならない。
※5:ディレクションはただの立ち会いではない。メージ通りに撮影してもらうための真剣勝負の場なので、演出を行ったり、場の雰囲気を盛り上げることが大事な仕事だ。ただし、演出は経験を積んで学んでいくものだから、最初はベテランの写真家に任せるのがいい結果を生む。
上記は、広告代理店勤務の10年間を通じて、僕が学ばせてもらったものだ。
フォトグラファーの紹介
撮影および、モデル手配、スタジオ手配、ヘアメイク手配、セット制作すべてを行ってくれたのは、写真家であり、デザイナーであり、イラストレーターであり、CMプランナー、モデル事務所(株式会社セントラル・ジャパン)のプランナーと多才な顔をもつアーティストの山口よしと君。
#だから今回は僕はすごく楽だった。しかも彼はPhothoshopの達人なので背景も作ってくれる:-)
彼は僕の専門学校時代に一番親しくしていた後輩であり、一昨年mixiで偶然再会した。
個展を訪れて以来、透明感のある女性写真がすごく気に入っている。
左の写真はその中の1点で、特別に彼の許可を得て掲載させてもらった。
今回のようなセットを背景に撮影を行い、後で彼がPhotshopで作り上げた作品。
2005年第二回個展
http://www.huckle.co.jp/elf2005.html
なお、彼は本業はデザイナーやイラストレーターであり、写真撮影はあくまでもアーティストとしての表現の場であるから、モデル撮影以外は行わない。
が、ことモデル撮影においては仕事を超える仕事を行ってくれることを僕が保証する。
また、モデル事務所のプランナーを行っていることもあり、モデル手配、スタイリスト、ヘアメイクの手配も慣れており、ロケーションハンティングも極めてすぐれている。そしてこれは他のフォトグラファーにない特長だが、彼はイラストレーター、デザイナーとして優秀な腕を持ち、Photshopの達人だ。
モデル & ヘアーメイクアーティストの紹介
ヘアーメイクを行ってくれた加藤みづきさん(Oh!Tiara所属)と、モデルをつとめてくれた今井麻琴さん(セントラルジャパン所属)。
加藤さんは経験6年、この地方では最も仕事に厳しいと言われるスタジオで経験を積んでいる。今後期待大のヘアーメイクアーティスト。
今井さんは名古屋ではTVや雑誌で活躍する、地元では有名な売れっ子タレント。彼女、この写真時点ではノーメイク。モデルさんは撮影日には化粧乗りをよくするため、ノーメイクでスタジオ入りする。手足が長いので写真だと170cm近く思えたのだが、実際に会ったら思ったより小さくて(162cm)、年齢より幼い顔のキュートな女の子だった。
今回の仕事ではクライアントさんとの顔合わせが必要なので、午前中しか時間のとれないクライアントさんに併せて、今井さんには午前11時30分にスタジオ入りしてもらうようにした。上記写真はクライアントさん、山口君との記念写真(※1)の一部をトリミングしたもの。
その後、クライアントさんを残る4名で迎えの車が来るまで見送り、打ち合わせを兼ねての昼食(※2)に行く。
※1:記念写真は忘れないように…。もちろん後日クライアントさんに進呈するためだw。
※2:撮影後に時間が許せば全員でお茶を飲みに行くことも多いけど、撮影をスムーズに行うためには、事前にうちとけることは重要。
メイク風景
最初にメイクが行われる、通常1~2時間。今回の撮影では僕の伝えたイメージが、普通な健康美な女の子というものであるから、1時間はかかっていない。
セットで髪や、メイク、服のしわ等を調整。ちなみに今回の衣装は今井さんの自前。事前イメージを伝えてあり、イメージに見合った衣装を衣装ケースいっぱいに持ってきてもらって、その中で2点選んで行った。
撮影風景
上記は撮影セット全景。
自然光を活かしつつ、ライトでライティングを補正。
山口君は雰囲気をすごく大事にする人なので、BOSEのオーディオをスタジオに持ち込み、撮影中はずっと、初夏にふさわしいボサノバが流れていた。
僕が作った、イメージカンプをベースに山口君が撮影を行う。加藤さんが、カットどとに速やかに今井さんの髪やメイク、服に手を入れていたのが印象的だった。参加者全員がプロ意識があり、経験も豊富なので、撮影は快調に進み1時間ほどで終了。
リスペクトできる人達とコラボレーションできたので、撮影はすごく楽しく学ぶべき点も多かった。
参考になれば幸い。
参考リンク
セントラル画材アートビル本店
www.central-gazai.co.jp/
山口よしとデザイン室
http://www.huckle.co.jp/
株式会社セントラルジャパン
http://www.central-j.com/
Oh!Tiara
http://www.ohtiara.com/
肖像権および著作権に関する注意
今回の掲載写真はBlog掲載を契約上の許容範囲でおこなっている。全ての画像の転載は固く禁じる。有名無名に関わらず、事務所に所属するタレントの肖像権や、アーティストの著作権は一般の人々が考えるほど甘くない。こんなはずではと後悔したくないなら、軽い気持ちでBlog等に掲載しないように。
投稿者: Dakiny 日時: 2007年4月29日 11:02 |
|
|
| パーマリンク | コメント(0) | トラックバック (0)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.dakiny.com/mtos/mt-tb.cgi/1404
※文章内容と関係のないトラックバックは固くお断り。






