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冥界の王と混沌の女神エリス(136199 Eris)

2006年9月15日 09:00

Eris
Credit:Courtesy NASA/JPL-Caltech.
▲エリスの想像図

現在のところ太陽系で冥王星より遠い矮惑星(Dwarf Planet)(※1)として知られる2003 UB313は、2006年9月にエリス(136199 Eris)と正式に命名された。
名前はトロイア戦争の遠因となった不和の女神エリスに由来する。

この星は、マイケル・ブラウン、チャドウィック・トルヒージョ、デイヴィッド・ラビノウィッツにより2005年1月8日に発見された。
大きさは直径約2400kmで冥王星より少し大きく、現在のところ太陽系でもっとも遠い星だ。
黄道面からかなり傾いた楕円軌道で540年かけて太陽を一周する。
赤外線による観測では、天体表面にメタンの氷が存在し、冥王星とよく似た氷の星であることが知られてる。

1930年に冥王星が発見されるまでは、太陽系で最も遠い星は海王星であったが、75年経過し、さらに遠い星としてエリスが発見されたわけだ。
現在の天文学の進歩は早いから、生きているうちに、さらに遠い星が見つかる可能性が高い。
太陽系だけでも宇宙は広がっているのだな。

※1:矮惑星(Dwarf Planet)は2006年8月に国際天文学連合(IAU)で決められた定義で、惑星に満たない太陽軌道を周回する天体を指す。
この時点の定義で冥王星は従来の惑星から矮惑星に定義が変更された。
なお、日本語名の矮惑星は現時点では仮称である。

参考リンク

マイケル・ブラウンによる2003 UB313紹介ページ
http://www.gps.caltech.edu/~mbrown/planetlila/index.html#eris
マイケル・ブラウンによる2003 UB313の衛星発見のページ
http://www.gps.caltech.edu/~mbrown/planetlila/moon/index.html
国立天文台ホームページ・惑星の定義について
http://www.nao.ac.jp/
NASA-Funded Scientists Discover Tenth Planet
(NASAによる10番目の惑星発見の記事)
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2005-126
国際天文学連合(IAU)
http://www.iau.org/

お役に立てれば幸い。

投稿者: Dakiny 日時: 2006年9月15日 09:00 | このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーのはてなブックマーク被リンク数 |  このエントリをdel.icio.usに追加 | このエントリをlivedoorクリップに追加 このエントリーのlivedoorクリップ被リンク数 |  | コメント(0)  | トラックバック (0)

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