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CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」に行ってきたよ

2009年6月28日 14:41

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CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」パネルディスカッション

イベント結果が、もっとも有意義に生かされるのは、Movable Typeとなり、もっとも恩恵を受けるのは、MTユーザーとなるだろう。

CSS Nite LP6ということで、6月27日、CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」に行ってきた。国産CMSを一同に集めてのイベントセミナー。参加CMSは、Movable Typeと比較点をプレゼン項目にあげていたことから、裏テーマは「そのCMSはMovable Typeの代替となりうるか?」であることは明白だ。
結論から書けば、Movable Type/WordPressの代替として使ってみたいCMS投票には、「a-blog cms」が選ばれた。僕はMovable Typeのセミナーイベントを開催したり、SOY CMSの普及のお手伝いをしている人間だけど、(MTの代替としてならばという条件ならば)、「a-blog cms」に迷わず挙手した。この結果には文句なし。
システム担当者のいないWeb制作会社を前提とした場合ならば、100万円以下の予算で、カタログ系サイトを作るなら、「a-blog cms」がベストチョイスだろう。
機能、管理画面の使いやすさ、価格のバランスがとれている。まさに「Web制作会社のためのCMS」である。
#このキャッチフレーズはどこかで見たことあるぞ(笑)>山本さん
#ここだけの話、シックス・アパートの人たちも、SOY CMSの開発者たちも、a-blog cmsを上げておりましたw

利用者は、持ちカードを増やすという発想があるといい。

ただし、代替えという考え方はポジティブでない。Web制作者は、MT以外にも使えるカードを増やすというポジティブな考え方をもったほうがいい。
システム担当者のいない会社を前提とした場合、たとえば、30万円しか予算がないのだが、CMSにする必要があるならば、SOY CMSを使うという手もありだろうし、デザインはさほど重視しないが、機能は必要で、メンテナンスに時間をかけたくないならば、RCMSを選ぶといった手もありだろう。
※SOY CMSも、RCMSも、さほど努力をせずとも、簡単に使えるようになる。

以下、個別に感想を述べていくが、僕は各CMSは事前に調べてあるので、プレゼン能力に左右されず、システム担当者のいないWeb制作会社が使うとしたらという前提で、感想を述べさせていただいいた。
最後にMovable Typeの今後の行く末を予測してみた。

CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」パネルディスカッション

■SOY CMS

デザインは重視されるが、機能はたいして求められないWebや、予算のないWebを作らばベストチョイス。SQLiteが使えるのでバックアップも簡単。

利用すべきメリットとしては、まずはHTMLとの親和性があげられる。極端な話、既存のHTMLだけのサイトをそのまま指定ディレクトリにFTP等でアップロードするだけで、動作する。コメントにタグを埋め込んでいく形式なので、Dremaweaverで読み込んでもデザインは崩れない。二番目としはオープンソースであり、無償で利用できること。これは予算のない仕事にはありがたい。DBは、MySQLだけでなく、SQLiteが選べるのも、大事な要素だろう(むしろ簡単なWebであれば、SQLite版をおすすめする)。
ポテンシャルは「WebRelease2」なみに高いのだから、標準機能を増やせば、ニーズは広がるだろう。

SOY CMS
http://www.soycms.net/

CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」パネルディスカッション

■WebRelease 2

豊富な事例は魅力ではあるが、今後はどうなるのだろう?

今回のセミナーイベントで最も危機感を抱かねばならないのは、Movalbe Typeではなく、「WebRelease2」なのではないだろうか?
高機能というだけならば、多くのCMSは同じようなことができる。
検索性であるならば、リレーショナルデータベースを持つ「RCMS」に遠くおよばない。
では管理画面の使いやすさはどうか?「a-blog cms」や、「MT+Power CMS」が実現している。
Dreamweaverとの親和性は「SOY CMS」「a-blog cms」が実現している。
静的出力でなければならないという指定があるならば、MT+Power CMSが半額で利用できる。
(話を聞いた限りにおいては)、「WebRelease2」でなければならない理由は、豊富な事例以外には、見あたらなかった。
豊富な事例は重要な選択肢であるが、今後を保証するものではない。
余談だが、制作会社による解説は余計。企業のWeb担当者や広告代理店の人たちをよぶならば、ふさわしいプレゼンテーションであったかもしれないが、Web制作者をよんで、このプレゼンはないだろうと思った。

WebRelease 2
http://www.frameworks.co.jp/

CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」パネルディスカッション

CMS Designer

一世を風靡したもの、すでに他が追いついた。今後どうなるかが気になる。

誰もが簡単にあつかえるCMSとしてブレイクしたCMS。ただ、簡単なWebを誰もが簡単に部分的に利用するのであれば、無償で利用できる「SOY CMS」が登場した今、「CMS Dedigner」が、「SOY CMS」に勝るのは管理画面の使いやすさだけである。「SOY CMS」「a-blog cms」では実現している、Dremaweaverとの完全連携を含め、今後の改善を望みたい。

CMS Dedigner
http://cms.al-design.jp/
 

RCMSのプレゼンテーション

RCMS

今後最も将来性にすぐれるCMS。特性が理解されにくいのが惜しまれる。

現時点の「RCMS」は、デザイン自由度に欠けるので、Web制作者として見ればどうなの?という欠点はあるものの、直接顧客に接する方、プロデューサーやディレクターの方、Web担当者の方々ならば、十分注目に値する。
まず、「RCMS」のRはRelational DatabaseのRである。多くのCMSがリレーショナルデータベースと使いながら、生かし切れていないが、「RCMS」は完全にRDBMSとなっている点があげられる。
SaaS版が基本となっている点も注目したい。SaaS版であることから、Web担当者はCMSのバージョンアップの都度の苦労や、サーバー管理から解放される。「RCMS」のSaaS版はよくできていて、システムは日々更新されつつも、すでに作られたコンテンツに悪影響をおよぼすことはない。
インストール版もあって100万円ということであるが、イントラネットに利用するならば決して高いものではなく、むしろ安いと言える。「RCMS」を仕組みは、膨大なデータのある、大企業や学術関係者のイントラネットに利用するならば、企業的にも、高い付加価値を生み出すだろう。
デザインの自由度が低いと嘆いている方は、開発元の株式会社ディバータに依頼すれば、オリジナルデザインに合わせて組み込んでくれる。

以下余談。
プレゼンは開発元の株式会社ディバータ代表取締役社長加藤健太さんがおこなった。プレゼンを、加藤さんから聞くのは実は2度目で、鷹野さんはプレゼン能力をつけたほうがいいと言っていたけど、とはいえ、最初に聞いたときから比べると、プレゼンうまくなったよね。
とはいえ、このままじゃ、あまりもったいない。RCMSに関しては、個人的にすごく関心が高く、加藤さんとも懇親会で仲良くなったので、僕が知名度アップに手を貸します。まずは、別途プレビュー記事を書いたり、加藤さんを呼んで、勉強会を開催したいと思います。乞うご期待!

RCMS
http://www.r-cms.jp/

a-blog cmsのプレゼンテーション

a-blog cms

Web制作会社による、Web制作者のためのCMS。現時点でカタログサイトを作るなら、迷わず選ぶべきベストパフォーマンス。

Web制作会社ならではの作りは文句なしだ。投稿がしやすくても構築がしにいくいとか、構築はしやすいが投稿がしにくいとか、CMSにはいずれの欠点があるものだが、「a-blog cms」においては、それがない。渡航画面の自由度を、実装機能で実現し、WYSIWYGエディタに逃げない点も高く評価できる。
システム担当者のいない制作会社で、カタログ系サイトを簡単に作ろうと思えば、MT+Power CMSを除けば、このCMSを置いて他はない。MTでと顧客から指定がない限り、このCMSを選んでおけば、余計な苦労はなくなるだろう。

a-blog cms
http://www.a-blogcms.jp/

CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」パネルディスカッション

パネルディスカッション

ショートプレゼンテーションの後、最後は、全員によるパネルディスカッション。コーディネイターはにっくさんにっくさんの質問はツボをえており、それぞれの思想が出ていておもしろかった。
今回のプレゼンは、本来の機能だけでなく、社会に受け入れてもらうには、プレゼン能力が重要であることは、プレゼンテーターの人たちが一番知ることとなっただろう。

アップルップルのやまもと かずみちさん

Movable Type/WordPressの代替として使ってみたいCMSは、「a-blog cms」。

「Movable Type/WordPressの代替として使ってみたいCMS」投票には、「a-blog cms」が選ばれた。やまもとさんおめでとう。
事前にセミナーに参加しているから、この結果は文句なし。プレゼン能力もさることながら、Webを依頼する人たちが何を望み、Webを作る人たちが何を望み、投稿管理する人たちが何を望むのかを知り尽くした結果がシステムに見事に反映されている。製品かくあるべき。マーケティング能力の高さ+開発能力の高さが反映された見事な見本といっていいだろう。
WCANの主催や、地道な全国行脚セミナーのフィードバックを通じて、「a-blog cms」が、さらにいいものになっていくのは間違いないだろう。
東海地区出身の人間として、東海地区から、こんなに素晴らしいCMSが誕生したことを誇りに思う。
写真はアップルップルやまもと かずみちさん

PowerCMSのプレゼンテーション

Movable Typeと比較して

僕はMovable Type Love!な人間なので、裏テーマが裏テーマは「そのCMSはMovable Type/WordPress(以下MT/WP)の代替となりうるか?」に対してコメントしてみたい。

Movable Typeでもできる?

「a-blog cms」の優れた管理画面に対して、「Movable Typeでもできる」と言う意見があるので、補足させてもらう。Movable Typeの管理画面は、HTML+CSSで構成されているので、比較的容易にカスタマイズできる仕組みを持っている。

少なくとも2つの手法がある

  1. Power CMSを導入する
  2. 藤本壱さんの書いた「MTOS活用テクニック」に書かれた技術を応用する

Power CMSは有償アプリケーションである。16万円が出せない人には使えない。100万円以下のコンテンツを構築する場合、同等のことができると知っていたら、MTのライセンス+Power CMSを利用するのはコスト的にどうなのかと思う。
藤本さんの書いた、「MTOS活用テクニック」は、変数、ハッシュ編集という言葉が理解できる人には役立つだろうが、if文出た時点でお手上げな方にはとうてい利用できない手法だ。

標準機能としてもっているかどうか。

大事なのはインストールした段階で、その機能をもっているかどうかなのだ。その意味で、サーバーにインストールしただけで、誰もが利用できるa-blog cmsは素晴らしい。

CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」パネルディスカッション

それでも、Movable Typeは負けることはない!

と、断言しておく。少なくとも今後3年間にわたって、ブログとしてのシェアNo1を他に譲ることはあっても、商用Webに利用されるCMSのシェアNo1の座を譲ることはないだろう。外れたら坊主頭にすることをこの場で公言しておきます。はい。
以下、マーケティング的視点から、その理由を述べさせていただく。
#僕は独立するまでは、広告代理店で企画書を書いていた人間です。

1. 他に凌駕する、開発者数

Movable Typeの開発力は、日米のシックス・アパート株式会社だけにとどまらない。Movable Typeは、オープンソースでこそないが、開発情報はオープンソース以上に公開されおてり、サードパーティによるプラグイン開発を認めている。現時点日本国内において、Movabele Type以上に開発者の多いCMSはなく、Power CMSを開発したアルファサード有限会社を筆頭に、すぐれたサードパーティは多い。商業Webのシェアが1位であことは、依存する開発者もそれだけ多くいるということである。そして、公開されているプラグインの多くは無償で利用できる。技術の世界は裾野が広がれば、頂点は高くなってく。

2. 開発者にとって有利な情報公開

サードパーティが開発を行っていくには、開発情報が必要だ。これは、深いにこしたことがない。情報が浅い場合は手探りで開発をおこなうしかないからだ。その点、Movabele Typeは有償CMSであるにも関わらず、オープンソースのCMSを含めて、これ以上ないぐらい親切な、公式リファレンスがある上に、シックス・アパート社内の人が驚いているように、藤本さんの『Movable Type Developer's Guide』と、CHEEBOWさんの『Movable Typeプラグイン開発入門』を併せて、読む人が読めば、WEBアプリケーション開発フレームワークとしてのMTについて、全て必要な情報を知ることができる。

3. 手厚いサポート体制

他のCMSを作っている人たちもよく考えてほしいことだが、日本国内において、Movabele Type以上にサポーターの多いCMSはない。
サポートは開発元のサポートだけに限らない。Movalbe Type Loveな人たちによる、書籍やWeb、コミュニティがある。mixiにあるコミュニティは初心者にもやさしくて、親しみやすい。

4.  忘れてはならない資本力。

第二次大戦時の日本対アメリカ、ドイツ対ソビエトを見てもわかるように、日本もドイツも技術力では決して劣ってはいなかったが、資本力で大きく劣った。
資本力はやはり、シックス・アパートが勝る。

5. 技術主導から、マーケティング主導へのシフト

ここが鍵。ここを間違えれば、他がどれほどすぐれていようと、トップシェアが覆される。Movable Typeの優位は覆される。優れた技術力だけでなく、ユーザーニーズの把握が重要なことは、今回の「a-blog cms」の評価だけでなく、昨今の企業の浮沈をみればわかりやすい。
Movable Type 4系は、米シックス・アパートによる技術主導主義の頂点であり、Motionはその最たる産物である。いいものを作ったから後は工夫して使えじゃ駄目なんだよね。
とはいえ、CSS Nite LP5の成功でより、日本シックス・アパートは、昨年より、ユーザーの声を重視するようになっている。WordRessによるMT離れを代表とする、危機感は日本シックス・アパートが最も理解しているところで、次期Movabele Typeは、ユーザーニーズを把握したものへと大きく変わることだろう。
さて、今回のイベントは、CMSは、かくありきが見えたことにより、結果、Movable Type関係者が一番恩恵を得たようなものとなった。次期バージョンの開発方向性は見えてきたんじゃないかな。

今日の名言:MTでいいじゃん by Junama(野田純生)

なお、写真のチャーミングな女性は、シックス・アパートの広報担当の高橋さん。隣は柳下さん。他に、執行役員(製品企画担当)の金子さんも来ていました。

鷹野さん、関係者のみなさん、お疲れさまでした。

投稿者: Dakiny 日時: 2009年6月28日 14:41 |   |  トラックバック (3)

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