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CMS選びにおけるリスク回避のためのチェックポイント

2010年12月28日 05:59

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Global Warming. The Earth became the newest Waterworld.
(cc)Cherrylynx

汎用CMSは機能が似たように見えて目的に応じ得手不得手がある

理由あって100~300万円までの予算に適切なCMS(Content Management System)を調べているのだけど、WikiPediaから追って調べているとキリがないし、すべてをインストールする気力もない。ひとまずサイトで説明を読むのだが、どのCMSの説明読んでも「何をいまさら」感がして独自性に乏しい。
とはいえ、何が最適かは目的や環境によって違うので、サイト目的に応じた最適なCMS選びはチェックポイントをもうけて確認する必要があると思います。
ということで、今日のブログではCMS選びで注意することを書きたいと思います。

笑い話のような実話

下記はWeb担当者や制作会社が知識に欠けたままCMSを決めて利用した場合の失敗談です。

  1. 海外の超高機能静的出力可能なCMSが日本語対応という情報を知り、導入に踏み切ったが、実装してみたら文字化けが酷くて使い物にならなかった。
  2. 制作コストを抑えるため、サードパーティ製のプラグインを利用したら、セキュリティに問題があり不正アクセスされた。
  3. Movable Typeで会員制サイトを作ろうと思ったが、Movable Typeには会員制機能は標準でなく予算内で請けてくれる制作会社がなく他のCMSに切り替えた。
  4. WordPressを採用して、複合検索を必要とするカタログサイトの作成をしたが検索フォームは無償プラグインにはなく開発コストが高くついた。
  5. サーバーを先に契約して、CMSを導入したものの、契約したサーバーでは動作環境が古く新たにサーバーを契約しなおすはめになった。

リスク回避のための35のチェックポイント

そんな事にならないようにチェックポイントをランダムに書き出してみました。実装前に検討しているCMSを決める前に確認用として利用してください。なお、順番の整理やチェックポイントの追加は各自よろしくお願いします。

  1. ライセンスの種類
  2. 価格帯は適切か
  3. 実績は豊富か
  4. システムの管理団体があるか
  5. サポート体制があるか
  6. 対応できる制作会社は多いか
  7. 利用できるサーバーの種類
  8. 利用できるデータベースとバージョン
  9. 利用できるエンコードの種類
  10. 利用できるHTMLの種類
  11. HTMLとシステム分離はされているか
  12. テーマ(テンプレート)は作りやすいか
  13. 完全日本語対応しているか(特に海外製品)
  14. ブログ機能はあるか
  15. 目的に応じた機能(プラグイン・モジュール含む)はあるか
  16. プラグイン・モジュール作成は容易か
  17. 高い拡張性があるか
  18. CSVのインポート・エクスポートは可能か
  19. アクセス解析はあるか
  20. SNS等の連携機能はあるか
  21. SEOの仕組みはあるか
  22. LPOの仕組みはあるか
  23. パーマーリンクの仕組みはあるか
  24. ファイル名の自由度があるか
  25. 静的生成と動的生成
  26. 出力ファイル形式の数
  27. セキュリティ対策はきちんとされているか
  28. SSL対応できるか
  29. サーバー負荷は少ないか
  30. 表示速度は優れているか
  31. 再構築の有無
  32. 公式ドキュメントは容易されているか
  33. フォーラムはあるか
  34. Web情報は充実しているか
  35. 書籍はあるか、充実しているか

Web担当者が陥りがちな誤解

Web担当者の方からよく耳にしますけど誤解ですから鵜呑みにしてはいけません。

Movable Typeはなんでもできる

正しくは、Power CMSを同梱したMovable Type Advancedならば、大企業の企業ポータルが作れると考えたほうがいいですが、ライセンス価格は180万円です。6万円で購入できるMovable Typeとはレーシングカーとファミリーカーぐらいの機能差があります。中規模な企業サイトやカタログサイトには最適ですが、グループ機能や会員制機能はありませんので、大企業ポータルを作ろうと思うとよほどの開発能力がなければ無理があり、ラインセス費よりもカスタマイズコストのほうが高くつくケースも多々ありますのでご注意ください。

オープンソースは信用できない

オープンソースだから駄目なのではなく、パッケージ団体や関わる制作会社の信頼性のほうが重要です。商用だからといっても信頼性に欠けるCMSは多いし、オープンソースでも信頼性の高いCMSは数多くあります。
たとえばDrupalはオープンソースですが、ホワイトハウスNASAペンタゴン(アメリカ合衆国国防総省)といった合衆国政府下団体が利用しているのは有名です。また、大規模ECサイトに利用されるOS CommerceZEN Cartはオープンソースです。これらがセキュリティに甘かったら困りますよね。

(Movable Typeの)最新版は不安定だから様子をみたほうがいい

必ずともそうではありません。少なくともMovable Typeに関しては絶対違います!制作会社の方に言われたら「スキルの足りない言い訳」です。MT3.17以降、ずっとベータ版から最新版を追いかけていますが、不安定なのはベータ版初期段階までであり、ベータ版後期ではすでに安定しています。プラグインが用意されないのも、MT4までの話であって、MT5ででは正規版リリース時には主なプラグインは出そろってました。Movable Typeは最新版ほど機能が高く、表示速度にも優れ、セキュリティにも優れてます。実力のある企業や制作者はベータ版から対応しているので、製品版が出た時点ならば即座に対応できます。
他のCMSであれば最新版が出た時点で利用できるプラグイン等が出そろっているかに注意してください。Movable TypeやWordPressのように開発者の多いCMSは最新版が出た時点で周辺環境も整ってますので、最新版を利用するメリットは大きいです。

目的を達成するにはCMSに何を利用するかより、パートナー選びのほうが重要。

CMSには得手不得手がある書いたけど、何を使うかよりも、制作の担い手であるパートナー選びのほうが重要であって、よいパートナーに巡り会りあい、目的が明確で予算が適切であれば、パートナーの得意とするCMSが何であれだいたいは目的が達成できると思います。
パートナーを選ぶポイントは実績や取引先の確認はもちろんだけど、取り扱うCMSが明記されているか、記入がない場合は何が得意かは問い合わせたほうが安心して任せられます。
あくまでも僕の経験にすぎませんが、Movable Type専門とかWordPress専門のように得意とするCMSが明記した制作会社のほうがスキルが高いです。
逆に個人とか少人数なのに取り扱うCMSが多い企業は個別CMSにおいてはスキルが低い(or 構築経験が少ない)傾向があります。

効果のあるサイト作りにはまず、よきパートナー選びありき。

中規模クラスまででMovable TypeやSOY Shopで作るなら自分でも請けていますが、大がかりなWebサイトともなればマンパワーが足りず手に負えません。目的予算に応じて懇意にしている首都圏、関西のCMSに詳しい制作会社を紹介できますので、お気軽にメール(dakiny@gmail.com)にて問い合わせください。

投稿者: Dakiny 日時: 2010年12月28日 05:59 |   |  トラックバック (0)

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