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ポカリスエット開発秘話。本当のマーケティングとはこういうことなんだ

2009年8月27日 23:35

ポカリスエット

「まずい」を「うまい」に変えたポカリスエット。

12ch系で放映される、経済ドキュメンタリードラマ『ルビコンの決断』 「まずい」を「うまい」に変えたポカリスエット 大逆転 を見て感じるところがあったのでブログに書くことにした。
前半は開発秘話で、ここまでならプロジェクトXと、なるほどねで終わったが、後半は市場に定着させるまでの苦労話で、ここからがおもしろかった。
会議室で試飲した役員は、「こんな、まずいものが売れるわけがない」。と、猛反対。これは、スポーツ飲料という市場がなかったためで、やはり売れなかった。では、どのようにして市場を定着させたかといえば、驚くべき方法だった。

新しい市場を作るためにあえてただで配る。

当時の大塚明夫社長は「定着するまで無料で配る」と大英断を下す。
発売当初、PRのために無料で配ったポカリ40億円(3000万本)以上で、売った本数より、配った本数の方が多かった。「大切なのは将来への布石だ」であると。
ただ、やみくもに配ったのではなく、どのような場所で配れば効果的かを、営業は考えて、ある者はスポーツ会場で配り、ある者は風呂屋で配り、またある者は、汗をかいている人をみつけては、勧めた。配るときは、きちんと商品を説明した。「商品」を配るのではなく、「コンセプト」を配ったわけだ。
こうした努力が実を結び、ポカリスエットは発売1年後の夏に大ヒット商品となり、スポーツ飲料ブームを巻き起こす。
ロングセラーを育てるには、モノマネではない開発と商品に対する自信、リスクを背負う経営者の覚悟、開発者の熱い思いを伝える情熱が必要であるのだな。

余談だが、近年のポカリスエットのブランドマネージャーは、大塚製薬元社長大塚正士氏の孫である、大塚ベバレジ代表取締役社長である大塚太郎氏。オロナミンCのCMに、上戸彩を起用してイメージを刷新した人。

新しい市場を開拓するということは、マーケティグとブランディングを同時に成功させること

新しい市場を開拓するということは、マーケティグとブランディングを同時に成功させることになるんだな。これは結構至難の業で、シックス・アパートの関社長に聞いたけど、Movable Typeもリリース当時は、「何に使えるんですか?」とか、「たいした機能がない」とか、「ブログで何をするんですか?」とかさんざん言われたそうだ。商品コンセプトが理解されるまでの忍耐も必要なわけだ。

投稿者: Dakiny 日時: 2009年8月27日 23:35 |  このエントリーをはてなブックマークに追加 「ポカリスエット開発秘話。本当のマーケティングとはこういうことなんだ」のはてなブックマーク被リンク数 |  このエントリをdel.icio.usに追加 このエントリのdeliciousの被リンク数  |  このエントリをlivedoorクリップに追加 このエントリのlivedoorクリップ被リンク数 |  「ポカリスエット開発秘話。本当のマーケティングとはこういうことなんだ」をTwitterでつぶやく |   | コメント(0)  | トラックバック (0)

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